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 国土交通省日野川河川事務所は2026年度事業概要を取りまとめた。当初事業費は事務所全体で12億1600万円。内訳は河川3億4500万円、ダム4000万円、砂防5億5300万円、海岸2億7800万円で、前年度13億6000万円に対し約1割減。河川は伯耆町溝口地区の河川改修、砂防は大山山系の直轄火山砂防、海岸は米子市富益地区の皆生海岸保全施設整備を進める。
 河川事業では、日野川の一般河川改修事業に2億2200万円を充てる。主な事業カ所は伯耆町溝口地区。流下断面が不足していることから、河道掘削などを実施し早期の安全性向上を図る。
 ダム事業は4000万円。菅沢ダムの堰堤改良として、洪水調節容量内に堆積した土砂の除去と、貯砂ダムの新規整備などによる恒久対策の検討を見込んだ。
 砂防事業は5億5300万円で、今年度の事業費配分では最大。大山山系直轄火山砂防事業を推し進め、伯耆町添谷地先ほかで透過型砂防堰堤などの整備を集中的に進める。
 海岸事業では米子市富益地先、皆生海岸の海岸保全施設整備事業に2億7800万円を充てる。日野川からの流出土砂の減少に伴い著しい海岸侵食が生じているため、サンドリサイクルによる養浜で施設損傷や背後地の浸水、越波被害の軽減を図る構え。
 発注見通しによれば4月時点で工事6件、業務12件の発注を予定。工事は大山砂防関係が4件を占め、御机3号砂防堰堤や大坂砂防堰堤改良、船谷川38砂防堰堤工事用道路などを進める。業務では皆生海岸施設整備検討、日野川流域総合土砂管理検討、菅沢ダム貯砂ダム詳細設計、大山砂防事業評価検討、日野川水系治水計画検討などが並び、施工と調査・設計を並行して進める。