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 米子市上下水道局は、2025~29年度までの5年間を対象とした水道事業中期財政見通しを示した。管路更新に61億3000万円、水源施設整備に5億6000万円を充て、老朽施設の更新や耐震化を計画的に進める。
 市議会都市経済委員会で公表された建設投資計画では、管路更新を軸に、戸上水源地耐震補強、二本木水源地建設施設補修などを盛り込み、電気設備更新では、戸上水源地に6億3000万円、河岡水源地に2億4000万円、水浜水源地に2億7000万円の費用を含む。年度別総額は▼25年度17億2257万円▼26年度21億5452万円▼27年度15億2932万円▼28年度16億8195万円▼29年度14億5489万円―。
 財政見通しでは、給水人口の減少や節水型社会の進展により給水収益は減少傾向が続く一方、物価上昇や建設投資に伴う減価償却費の増加も見込まれる。その結果、純利益は継続して減少し、資本的収支の不足は内部留保資金の取り崩しで補填する計画。期間中の内部留保資金は24億6142万円減少し、29年度には約1億5310万円にとどまる見込みだ。
 収益的収支では、料金収入の減少に対応し、PFAS検査を含む水質検査業務の受託や長期前受金の戻入によって収入確保を図る。支出面では、人件費や電気料金、修繕費、減価償却費、支払利息が見込まれる。
 資本的収支では、企業債による借入、国・県の補助金、工事負担金を収入源とし、管路更新や水源施設、電気機械設備の更新を中心に建設改良費を計上。企業債残高は期間中に5億9978万円減少し、29年度には112億0344万円となる見通し。
 同局は、老朽化施設や管路の更新・耐震化を計画的に推進する一方、ダウンサイジングやスペックダウン、水道料金徴収業務の民間委託など経費削減策を継続し、効率的で健全な経営の維持に取り組むとしている。