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 県都市計画審議会(会長・福山敬鳥取大学工学部教授)は5日、山陰近畿自動車道・鳥取―覚寺間(通称南北線)のルートや構造を盛り込んだ都市計画案を了承した。これを受けて今後、県は国交省との協議に入り、4月から5月までに都市計画決定。27年度の新規事業採択を目指す。
 審議会は昨年7月に予備審議しており、その後、県は地元に対して丁寧に説明する必要があると判断し、都市計画手続きを中断。当初の計画を一部修正して今年2月10日から同24日まで公告縦覧していた。
 審議会では、県が素案に修正を加えた江津ICのオン・オフランプ部で「交通安全上、交差点位置を見直した」と説明。本線と県道が交わる交差点の位置を本線直下に移動させた。このほか徳尾、千代水、晩稲、江津、覚寺各ICの本線とランプの間に生じていた空白地を事業用地に組み入れた。
 また、縦覧結果の報告があり、用地や建設スケジュールなどを問う意見が6件寄せられたという。
 委員からは「事業化後、開通時期がなければ、住民にとって生活の見通しが立たない」などといった指摘があったものの、都市計画案は原案通り承認された。
 審議会の了承を受けて、県は今月から国交省と大臣同意に向けた協議に入り、4月中旬から5月にかけて都市計画決定を告示する。
 南北線は山陰近畿道と山陰道、鳥取自動車の3つの高速道路ネットワークを結ぶ道路。ルートは鳥取西ICを起点に北上して市街地を通過。その後、晩稲ICから東進して覚寺ICまで延長約7・0キロ。基本的に高架構造で築造される。
 県は都市計画決定後、国交省に対し27年度の新規事業化を要望していく。