米子市上下水道局は、2月26日早朝、同市東町で配水管破損事故が発生したと発表した。歩道部の舗装が陥没し、濁水が車道にあふれたが=写真、断水は3戸にとどまり、同日夕までに復旧した。人的被害はなかった。老朽化によるものではないとみられ、原因を詳しく調べている。
発生は同日午前6時28分、東町242番地付近の市道歩道部。1977年度に布設された口径200ミリのダクタイル鋳鉄管の直管部に破損が生じた。歩道部が幅約2メートル、深さ約1メートルにわたり陥没し、漏水が車道側へ流出。土砂も一部道路上に広がった。
同局は7時15分に断水措置を実施。作業中は応急給水を行い、13時10分に通水を完了した。歩道の本復旧は16時20分に終え、片側交互通行としていた交通規制も解除。
同局によると、口径200ミリ級の配水管破損は年間5件程度発生しているが、今回は交通量のある市街地の歩道部で発生したことから公表したという。
破損箇所は直管部で、小さな孔(ピンホール)が確認された。通常は継ぎ手部などで漏水が発生しやすく、直管部での破損は極めてまれとされる。
結城学水道管路維持課長は「40年間この仕事をしているが、こうした事例はほとんどない。本当にごくまれなケース」と説明。1月6日に発生した地震との関連は「直接の原因である可能性は極めて低い」とし、土中の電位差による腐食など複合的要因も含めて調査を進めるとしている。
今回の事故を受け、「初動体制を徹底し、交通規制と修繕を速やかに行った。管路の維持保全と更新計画を着実に進め、再発防止に努めたい」と話した。
