境港市は2026年度公共下水道事業会計当初予算案を公表した。資本的支出は47・8億円で、うち管路整備や雨水幹線などの建設改良費に40・7億円を計上。財源は企業債(下水道事業債)や国庫補助金を柱に、汚水枝線整備、矢尻川雨水幹線の整備、下水道センター補強設計、管路施設の耐震化設計などを進める。
管渠建設改良費は前年度比11億2884万円増の総額39億0797万円を積み上げた。うち工事請負費に31億5688万円を投じ事業促進を図る。公共下水道汚水管渠整備は住居地域の26年度概成に向け、外江町、清水町、芝町、中野町の汚水工事16件を計画。また雨水工事は28年度の全3工区完了を視野に、矢尻川雨水幹線築造工事(2工区)の発注を予定している。他方、下水道管路施設の修繕・耐震化実施設計業務などに委託料6940万円を見込んだ。
処理場建設改良費では、管理棟、汚泥処理棟、受泥濃縮棟の耐震補強に係る詳細設計委託料として5460万円を計上。老朽化対策と耐震補強の同時施工を念頭に、事業費1800万円で第2期ストックマネジメント計画(28~32年度)の基本計画策定にも取り組む。工事は老朽化した主ポンプ棟の受変電設備更新を予定し、2カ年の債務負担行為を設定する。
運営面では、下水道料金等審議会を複数回開催し、条例改正・周知期間を経て27年4月にも新料金体系の運用開始を想定したスケジュールを示している。併せて処理場運営に係る専門的知識や技術力の継承を目的とした包括民間委託の検討に着手し、支援業務とロードマップ作成業務を委託する構え。
このほか収益的支出として、下水道台帳更新業務や汚水管渠調査業務などに管渠費3955万円を充てる。
