自由民主党鳥取県選出の国会議員による「新春のつどい」が21日、県内3会場で開かれた。衆院選での勝利報告と支援への謝辞が述べられたほか、人口減少対策や地方創生の推進、前日の首相施政方針演説を踏まえた「責任ある積極財政」への決意が相次いだ。
このうち、米子ワシントンホテルプラザで開かれた西部会場では、冒頭に石破茂前首相が登壇。8日に投開票が行われた衆院選で赤沢亮正経済産業相とともに当選を果たしたことに触れ、支持者へ深く感謝。
石破氏は鳥取県が直面する人口減少問題について、「国の仕組みそのものを正していかなければならない」と指摘。地方が疲弊する構造を改革し、地方創生を着実に前進させる決意を述べた。
赤沢経済産業相は、引き続き経済産業行政を担う立場として、日米間の経済交渉を含む重要課題への対応に全力を挙げる考えを示した。中小企業の生産性向上と賃上げの実現などを掲げながら、「鳥取から地方創生を成し遂げる」と力説。6月の米子市議選など地元選挙への支援も呼びかけた。
青木一彦参院議院運営委員長は、衆院選での自民党の大勝を踏まえ、「『良識の府』『再考の府』と言われる参議院の役割が今一度問われる」と主張した。驕ることなく法案を精査し、県民の声を政策に反映させる姿勢を強調。
舞立昇治財務副大臣は、20日の高市早苗首相による施政方針演説を取り上げ、「『成長のスイッチを押して押して押しまくる』との表現が印象的だった。挑戦しない国に未来はないという強いメッセージだ」と受け止めを語り、成長と賃上げの好循環実現に尽力する意気込みを述べた。
また、藤井一博参院議員も同演説を引用し、「責任ある積極財政とは、人口減少の象徴とも言える鳥取への積極投資そのものだ」と指摘。出川桃子参院議員も「補正予算頼みから脱却し、重要政策へ複数年度で戦略的に投資する方針が示された。今こそ地方の好機だ」と評価し、国土強靱化や成長産業の誘致を掲げ、地方創生の具体化へ意欲をにじませた。
来賓紹介の後、県町村会長の白石祐治江府町長による発声で乾杯し、参加者は和やかに新年の飛躍を誓い合った=写真。
