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 県西部広域行政管理組合は、消防施設個別施設計画と第8次消防力等整備5カ年計画の一部を変更する。老朽化した消防庁舎の改修を計画的に進めてきたが、これまでの改修実績を踏まえ、施設ごとの改修時期や計画額を見直す。あわせて、老朽化が進む米子消防署の空調設備改修を新たに計画に盛り込んだ。

 江府消防署生山出張所(日南町生山)と隣接する独身寮については、同一敷地内に立地していることから、一体的な改修を検討する。現行計画では、生山出張所は2026年度に設計、27年度に改修工事、独身寮は28年度に設計、29年度に改修工事を行う予定としていた。
 独身寮はここ10年以上入居実績がなく、現在は倉庫として利用している実態があることから、両施設をまとめて改修する方針に転換。26年度に改修内容の検討を行い、27年度に設計、28年度に改修工事を実施する計画とした。独身寮の用途見直しや土地整理も含め、効果的かつ経済的な改修を目指す。
 消防局庁舎(米子市両三柳)=写真=は、改修対象面積が約4800平方メートルと広範におよび、改修方法の検討に時間を要すると判断した。現行計画では27年度に設計、28年度に改修工事を予定していたが、26年度から改修内容の検討を開始し、限られた人員の中で慎重に精査するため、約1年半の検討期間を設ける。その上で改修方針を整理し、31年度の工事完了を目標とする。
 他の消防署庁舎と同様に、仮設庁舎を建設して業務を継続する方法についても検討したが、経済的な面から実施は困難と判断した。このため、業務継続が可能な範囲で、できる限りの庁舎延命化を図る改修方針を決定するという。
 大山消防署中山出張所(大山町長野)は、他施設の改修事業との重複を避け、設計・工事業務の平準化を図るため、事業年度を1年延期する。変更後のスケジュールは、29年度に設計、30年度に工事の予定。
 いずれの施設も築年数の経過により老朽化は進んでいるものの、現時点で緊急修繕を要する箇所はなく、改修時期の延期による支障はないとしている。
 事業費については、物価上昇など社会情勢の変化を踏まえ、消防施設改修の更新単価を1平方メートル当たり25万円から35万円に見直した。あわせて仮設庁舎の想定費用も1160万円から1700万円に増額。設計費は、これまでの実績を踏まえ、工事費の20%から10%に引き下げる。
 このほか、米子消防署(米子市冨士見町1丁目)の空調設備改修を新規に計上する。同署の空調設備は07年度の整備から18年以上が経過し、近年は故障が頻発。故障内容によっては部品調達が困難となる恐れもあることから、27年度に改修工事を実施することとし、事業費は約5500万円を見込んだ。