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 中国横断道岡山米子線のうち米子―境港間を結ぶルート帯の対応方針案が決定したことを受け、平井伸治知事は2日、「地元の大きな発展に向けた足がかりになる」と述べて歓迎した。
 ルート帯3案の絞り込みの中で、国交省の社会資本整備審議会道路分科会中国地方小委員会は、生活・自然環境への影響を踏まえ「中央ルート帯」(延長約20キロ)と呼ばれる方針案を決定した。事業費は3500億円~4500億円と他案よりも経済的で、都市拠点と物流拠点へのアクセス機能にも優れる。
 米子―境港間は、中海・宍道湖周辺を結ぶ「8の字ルート」の一部を形成しており、平井知事は「夢のような中長期的なビジョンにとどまっていた感があったが、具体的な形が整ってきた、そんな歴史的な瞬間だと思う」と手応えを語った。
 また、平井知事は中央ルート帯に合わせて、初めて提示された五つのインターチェンジ(IC)にも着目。皆生温泉や夜見・富益工業団地、米子空港などの候補地が挙がっており、「いずれも産業・観光振興、交通の利便性を考えると、待望していたところにICの予定地が示された」と評価した。
 今後は国交省がルートの概略を正式決定すれば、国と県、関係3市村による環境影響評価(環境アセスメント)や、都市計画決定に向けた手続きが進むことになる。平井知事は「できるだけ早いタイミングで手続きが進むように、県としても尽力していく」と述べ、事業に協力する姿勢を強調した。

ルート帯の方針案決定を歓迎した平井知事