県教育委員会は、県立鳥取工業高校(鳥取市生山)=写真=で、ドローン技術などDX・AX技術の学習拠点形成に向けた基本・実施設計に着手する。発注を担当する県営繕課は建築設計Aランクの2者JVを対象に29日に公告し、11月24日に開札する見通し。概算委託費は7000万円。
計画では、延べ床面積1470平方メートルのDX棟を新築するほか、既存の化学実習棟を改修してドローン飛行場を整備。既存の機械実習棟と第二共通実習棟には空調設備を設置する。設計業務の履行期限は2028年10月29日。
DX棟は、機械科、情報工学科、電気科、建設工学科の専門分野の枠を超え、生徒が同じ空間で活動しながらDX・AXを含めた発想力を広げられる施設とする。機械加工スペース、モーションキャプチャ室、分割可能なミーティングルーム、BIM/CIM室、VR開発シミュレータ室を近接して配置する。
地域社会への開放も想定し、既存管理棟の正面玄関近くに設置。校外からアクセスしやすく、施設の存在を視認できる配置とすることで、県内の工業教育の拠点として教育改革を発信する施設を目指す。
同校の計画は、高校改革推進のパイロットケースとして先導拠点校を創設する「高等学校等教育改革促進事業」に採択されたもの。産業界や大学などと連携し、社会状況の大きな変化が予想される2040年に必要とされる人材の育成環境を整える。地域の持続的発展に貢献するとともに、地域、日本、世界を支える人材の育成を推進する。今後は、2027年度に国が創設を予定する高等学校教育改革交付金なども活用し、先導拠点校以外の高校を含めた教育改革を進める方針。
