境港市議会9月定例会が1日に開会し、伊達憲太郎市長が5億9712万円の一般会計補正予算案をはじめ議案16題を上程した。会期10月2日まで。
市営夕顔団地7A棟のエコ改修は、外断熱や複層ガラス化、屋上防水、給排水管改修などを約10カ月で施工。予算が認められ次第、早ければ10月中にも建築・機械・電気の3件に分け調達公告し、12月議会での契約承認と来年1月以降の着工を目指す。事業費は4億2463万円で、うち2億5836万円を2027年度へ繰り越す。内訳は工事費4億1332万円、工事監理業務委託料1037万円、居住者11戸の移転補償費95万円。25年度に初弾となる3B棟の改修を終え=写真=、その実績を踏まえ後続4棟に修正設計を適用、併せてスケジュールを調整した。7A棟以降は28~29年度に6B棟、29~30年度に5B棟、31~32年度に4B棟と進める方針。
外江こども会館(旧わかまつ幼稚園)は、工事費3054万円で解体へ。建物は1977年建築の鉄骨造園舎と木造倉庫2棟で、建築面積は計360平方メートル。10月中の発注を見込み、工期は約4カ月で年度内の完了を予定する。
1月6日の島根県東部を震源とする地震で被災した弓浜干拓地の農道復旧には782万円を計上した。沈下区間93メートルと段差が生じた区間39メートルを対象とし、10月の契約、12月の完成を想定。
住宅・建築物耐震化促進事業は、補助金3914万円を積み増す。26~28年度の3年間、住宅の耐震補強設計や耐震改修、居室単位改修、耐震シェルター、耐震ベッドの補助率を10割に引き上げ、所有者負担をなくす。住宅除却や省エネ改修を含め、当初の20件から61件、事業費5553万円への増加を見込む。
港・公共施設整備進む
市政概要
伊達市長は市政概要で、主要な施設整備の進捗も報告した。境港市老人福祉センターは7月に大規模改修へ着手し、26年度内の工事完了と27年4月のリニューアルオープンを予定。7月に完成した別館を工事中の代替施設として活用している。
境漁港では、26年度の8号上屋完成をもって高度衛生管理型漁港・市場の整備を完了する見通し。国が検討中の新たな漁港漁場整備長期計画を踏まえ、係留岸壁の増深工事など漁港機能を強化する事業が、次期特定漁港漁場整備事業計画に位置付けられる見込みとした。
昭和南地区の国際物流ターミナル新規岸壁は3月に着工済み。市は中海・宍道湖・大山圏域の自治体や議会、経済界とともに国へ早期完成を要望しており、10月7日には企業向けの港湾視察会を開く。
脱炭素先行地域づくり事業では、渡地区の耕作放棄地を活用した太陽光発電設備について、事業者による用地取得後、10月をめどに設置工事へ着手する方針を示した。
