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 国土交通省港湾局は8月27日、境港を「循環経済拠点港湾(サーキュラーエコノミーポート)」に選定した。制度創設後初の選定で、全国29港が対象。循環資源の物流拠点形成を促すとともに、環境省が予定する荷役設備等の整備支援では、選定港での事業を審査時に加点する。
 サーキュラーエコノミーポートは、使用済み製品や再生資材などの循環資源を効率的に輸送し、高度な分別・再資源化施設の集積や港湾間の連携を進める港湾。今回、申請のあった全29港について、循環資源貨物の取り扱いや施設立地、輸送効率化などの実績・計画が選定要件を満たすと判断した。
 環境省は「再生材供給サプライチェーン構築支援事業」で、港湾管理者等が実施する循環資源の荷役設備などの整備を支援する予定。選定港には支援対象の審査で加点措置を講じる。国交省も、循環資源の蔵置・保管施設の整備を支援している。
 境港の循環資源取扱貨物量は近年、年間15万トン前後で推移。2025年の取扱量は、リサイクルポートに指定された11年の約2倍となった。22年ごろからのバイオマス発電所稼働などを背景に取扱量が増えているほか、金属くず取扱企業の新工場が26年6月末に完成した。
 金属くずについては、岸壁背後地に保管施設を備え、後背地にリサイクル工場が立地する。今後は石狩湾新港の関係事業者や港湾管理者と共同輸送に向けた協議を進め、複数港が連携する海上輸送ネットワークの形成を目指す。