津山市と智頭町、八頭町を結ぶ主要地方道津山智頭八東線の整備促進に向け、期成会(会長・光井聡津山市長)が県に要望書を提出した。県八頭県土整備事務所を訪問した、同期成会副会長の金兒英夫智頭町長と監事の矢部啓祐八頭町長は、国道53号の代替道路としての機能強化を目指し、通行止めや事業休止となっている未改良区間の早期解消を強く求めた(=写真)。
同線は、津山市野村の国道53号交差点を起点に、智頭町を南北に横断し、八頭町日田の国道29号合流点までの約60キロを結ぶ計画。災害時の代替路や中山間地域の過疎化・高齢化対策として重要視されており、1993年には主要地方道の認定を受けるも、様々な理由から現在は凍結状態にある未改良区間が多く残されている。
中でも、物見峠工区(智頭町西宇塚)は用地取得の難航などにより休止状態にあるほか、綾木峠区間(智頭町八河谷~八頭町佐崎)はトンネル工事費を含め100億円以上の事業費が試算されており、事業再開へ向けたネックになっている。
要望書を手渡した金兒副会長は「事業再開に向けて、牛歩のごとく少しずつでも前進が見られれば」と伝え、矢部監事も「道路の整備は災害対策に直結する。整備を求める住民の声も大きい」と早期着手を訴えた。
これに対し森泰雄所長は「来年度に向けて、同線の新見2工区(智頭町新見)の予算要求を行ったところ」と明かし、さらに「八頭郡3町が連携した観光施策などによって道路整備の効果が示されれば、事業化に向けた大きな後押しになる」と話すなど、地域一体となった機運醸成に期待を示した。
