画像

 県東部農林事務所は八頭町の舟川堰用水(=写真)について、来年度からの工事に向けた実施設計を進めている。総事業費9億円を投じて老朽化した用水路やゲートなどの構造物を大掛かりに改修する計画で、今年度中に工事計画をまとめる。
 舟川堰用水は同町福井、見槻中、隼福地区などの農地に古くから農業用水を供給している。幹線水路については福井地区の頭首工で取水して見槻中地区で分岐。総延長は2682メートルに及ぶ。現在の水路は1980年頃に完成しているが、老朽化が進みひび割れや欠損なども確認。水利機能は大きく低下している。また、5カ所にある水門(スピンドル式鋼製スライドゲート)も劣化して鉄筋の露出も多く発生しており、早期の改修しなければ施設の安全性にも大きな問題が発生することも懸念されている。
 整備の基本計画では用水路の改修と頭首工の補強や土砂吐ゲートの更新1基。水門5基の更新などを予定しており、同事務所管内では久しぶりに規模が大きい農業水利施設の整備として本格的な工事が待たれる。