昨今のクマ出没報道を受け、県測量設計業協会東部支部(西村和政支部長)と県八頭県土整備事務所(森泰雄所長)が合同でクマ対策講習会を開催した。山中での作業に備えた基礎知識の習得やクマよけスプレーの実習などが行われ、同協会の会員や八頭県土整備事務所の職員のほか鳥取県土整備事務所など、WEBを含めて約130人が参加した(=写真)。
講習会は同支部の要望により実現したもので、講師は県鳥獣対策課の西信介室長が務めた。座学ではクマの生態や遭遇を防ぐための対策が説明され、音に敏感な性質を踏まえたクマ除け鈴の使用や、「現場に到着する手前からクラクションを鳴らすこと」といった具体的な予防策が共有された。
続いて、クマを模したパネルに向けたクマよけスプレーの実習が行われた。風向きを考慮しながら鼻先や目を狙う手順が解説され、西室長は「きちんと使えば確実に効く。道具を信用した確実な対処を」と強調した。参加者は訓練用スプレーを使用し、風の影響に苦戦しながらも、的確に狙うことの重要性を身をもって体験した。
森所長は「協会の要望もあり、必要な講習を必要なタイミングで実施できた。組織や個人の安全作業に役立ててもらいたい」と語った。西村支部長は「内容の濃い講習会となった。今日の反省点などを持ち帰って、バージョンアップしたさらなる安全対策を」と呼びかけ、講習会を締めくくった。
