米子市は、市児童文化センター(米子市西町)=写真=と鳥取大学体育館機能の複合化を検討する「児童文化センター共創施設整備事業」について、市民意見を踏まえた整備の基本的な考え方をまとめた。文化や科学を楽しく学べる機能、全天候型の子どもの居場所、鳥取大との共創による魅力創出を柱に、児童図書室や体育館機能など7つの基本機能案を整理。基本構想の策定時期は、意見聴取を踏まえて検討を深めるため、当初予定の7月から9月に変更する。
28日の市議会民生教育委員会での報告によると、市は5月から6月にかけて、第2回ワークショップ(WS)とアンケートによる意見聴取を実施。WSには小中学生4人を含む18人が参加し、アンケートには8歳から79歳まで186件の回答が寄せられた。
意見聴取の結果、児童図書室の充実やプラネタリウム、電子顕微鏡などを活用した科学・文化の体験機能、親子が共に過ごせる居場所など、既存機能の継承・拡充を求める声が寄せられた。また、雨天時や猛暑時でも子どもが体を動かせる屋内遊び場、鳥大生との交流機会、トイレや授乳室の改善、バリアフリー対応などを求める意見もあったという。
市は、これらの意見を踏まえ、基本機能案として、▼児童図書室(自習室)▼プラネタリウム(天体観測室)▼多目的交流スペース▼体験活動スペース▼乳幼児の遊び場▼体育館機能(屋内運動場)▼屋外広場―の7項目を整理。
体育館機能は、雨天や猛暑など天候に左右されず子どもが活動できる場として位置付け、屋内遊具などの設置・配置を検討する。鳥取大生の授業やクラブ活動での活用も想定している。また、多目的交流スペースは、利用者が集い交流する場とするとともに、電子顕微鏡や作品の展示場所としての活用も見込む。
今後は、隣接する湊山公園(日本庭園部分)との一体的な整備の可能性も含めて検討を進め、9月に基本構想、2027年1月に基本計画を策定する予定。27年度以降、設計業務などに着手する方針。
