県東部農林事務所は八頭町奥谷地区の3カ所にある農業用ため池のうち、岩井谷池(=写真)の改修工事を2カ年債務負担行為で今秋にも発注する。工事費は1億5000万円程度と見られており、近く工事計画をまとめる。
奥谷地区には上流部に新堤、中間部に大堤、最下流に岩井谷池があり、下流域の農地に用水を供給している。最初に工事を進める岩井谷池は堤高5メートル、堤長30メートルだが洪水吐側に陥没跡があるため、高水位まで貯水すると漏水が発生する。これまでの調査では耐震の安全率が低いほか、基礎になる地盤は液状化層と判定され、地震発生時には決壊の危険性も懸念されている。また、洪水吐や取水施設についても浸食や損傷も見られるため、今年度から改修工事に入る。
工事の内容は基礎の地盤改良を含む堤体工(表面遮水壁型)のほか、鉄筋コンクリートの洪水吐工、底樋(ヒューム管)、斜樋(鋼管)などの取水施設工などを予定しており、工期は今年度と来年度の2カ年計画。
