米子市は、同市車尾の市立東山中学校屋内運動場(体育館)の建て替えに向け、2026年度一般会計7月補正予算案に実施設計費5151万4000円を計上した。市が進める学校体育館空調整備計画で、改築に合わせて年1施設のペースで整備するとした方針の具体化第1号となる事業。年度内に実施設計を終え、27年度の工事着手を目指す。
実施設計費5151万4000円のうち、建築設計に2900万円、設備設計に1100万円を充てるほか、地質調査業務委託料1100万円、構造計算等適合性判定手数料51万4000円を計上。
基本設計は市が内製し、今回の補正では実施設計に加え、地盤条件を確認するための地質調査などを実施することとした。
新体育館は、現在の体育館=写真=を使用しながら敷地内の別位置に建設し、完成後に既存施設を解体する計画。東山中は敷地に余裕があるため工事期間中も既存体育館を使用できるが、今後の改築対象校では、敷地条件によって解体後に建設するケースも想定されるという。
市は13日開会の市議会7月定例会で補正予算の議決を得た後、実施設計業務の公告手続きを進め、年度内の設計完了を目指す。27年度に工事着手し、工期は12~13カ月程度を想定。現時点では28年夏ごろの完成を見込んでいる。
現体育館は1979年に建設。市は、雨漏りや施設の傾きなどを含めた老朽化の状況を総合的に勘案し、東山中を改築対象の先行事業と位置付けた。新体育館は、固定式空調の整備に加え、断熱性能の向上などを図り、教育環境の改善と災害時の避難所機能の強化につなげる。
現在、市内34校35棟の学校体育館には固定式空調が未整備となっている。市は今年3月、改築・改修に合わせて年1施設のペースで整備し、2042年度までの完了を目指す計画を示していた。
