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 県東部農林事務所は八頭町内で整備を進めている安藤井手の豪雨対策事業(=写真)について、8月から9月にかけて3件の放水路工事を発注する。国道29号を横断する推進工事や下流域の放水路で、総額は1億3000万円以上になる見通し。
 安藤井手は約200年前に完成した農業用水路で、総延長は八頭町安井宿から宮谷地内までの約11キロメートルに及ぶ。しかし、複数の土石流危険渓流が流入する山腹水路は排水機能が不十分なため、水路が耐え切れない状況。沿線の農地や民家、公共施設などへの被害が懸念されている。
 事業区間は、同町郡家殿地内や市谷地内などを中心にした用水路の改修と起点側の放水路の新設などで、総事業費は5億7000万円を投じる。今年度に発注する市谷地内の終点放水路は、2工区の大型フリュームが同町西御門方面に向かう130メートル。3工区は国道29号から東側に向かう120メートルを予定している。また、国道を横断する部分については推進工法を使って管渠を設置する区間が17メートルに加えて通常の放水路が約60メートル。管渠については市谷地区にある選果場の南側に設置する。同事務所では、近く最終的な工事計画をまとめて8月中にも最初の工区を公告する考え。