県赤十字血液センター(鳥取市江津)の移転新築計画で、工事着手が2027年度となる見通しだ。現在、基本・実施設計を進めており、年度内の設計完了を予定している。
移転先は鳥取市湖山町西二丁目134ほか5筆で、敷地面積は4666平方メートル。2025年10月には鳥取市から開発許可を取得している。計画では、鉄骨造または鉄筋コンクリート造2階建て延べ床面積1500平方メートル程度を想定。設計は内藤建築事務所が担当している。
工事は造成から建築までを一括して公告する方針。同センターは「地元業者が参加できるよう検討」としている。一方で、中四国ブロック血液センターの発注条件では、予定価格が7億2000万円以上となる場合、経営事項審査の総合評定値(P点)1200点以上が参加要件となる。
現センターは1981年に完成し、2005年には耐震補強を実施した。
しかし、施設の老朽化に伴い、雨水排水の不良や給水設備からの漏水などが発生している。また、現在地は河川氾濫時に2・5~3メートル程度の浸水が想定され、血液製剤の供給拠点として事業継続に支障を来す恐れがあることから、安全性の高い湖山町西二丁目への移転を決めた。
