県鳥取県土整備事務所は勝見川の放水路計画について、新設する護岸の詳細設計や地質調査に着手する。河道部分のほか、整備によって付け替える市道の予備設計も同時に進めることにしており、今年度末までに調査と設計を終えて工事計画などを地元に説明する。
勝見川は同市鹿野町乙亥正地区や気高町勝見、浜村地区を流れてJR浜村駅の南側で浜村川に合流している。しかし、川幅が狭いため下流域では過去に浸水被害も発生しており、以前から抜本的な河川整備について地元と調整を続けている。
整備の基本計画によると、放水路のルートは道の駅がある乙亥正地区から県道郡家鹿野気高線を交差して建設中の新しい消防署庁舎付近を北側に向かい、長泉寺などがあるエリアから東側の農地に新たな河川を設置。その後、JR山陰本線の南側で浜村川に放流する計画で、放水路の延長は両岸で925メートル。昨年度までに予備設計などの基礎調査のほか、県道郡家鹿野気高線との交差部については、道路の改良に関連してボックスを設置している。
一方、鳥取市は旧気高町内を対象にした統合小学校の新設をJR山陰本線南側のエリアに決定。建設地周辺の市道は幅員が狭く歩道もないため、通学路の安全対策を整えた道路整備が必要になっており、放水路と交差する部分の橋梁については県が設計を担当する。同事務所では工事の早期着手に向けた準備を本格化させている。
放水路を建設する気高町内の農地
