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 県建設分野担い手確保・育成連携協議会は、米子工業高校建設科土木コースの3年生9人を対象に出前講座を開いた。エスジーズ(米子市東山町)のICT測量チームが講師を務め、生徒らはUAV(無人航空機)を活用した写真測量や建設コンサルタントの役割、3次元測量技術について理解を深めた=写真。
 講座は10日と17日の2日間の日程で実施した。10日は日野川河川敷でUAV測量の実演や操縦体験を行い、17日は取得データの解析方法や建設コンサルタントの業務内容、各種測量機器の活用方法などを学習。
 写真測量の講義では、上空から撮影した多数の写真を解析し、点群データや3次元モデルを生成する仕組みを紹介。講師は「人間が右目と左目のずれで距離を測るように、ずれた位置から撮影した写真を重ね合わせることで奥行きや高さを自動で計算する」と説明し、写真測量の原理を分かりやすく伝え、災害現場など人が立ち入りにくい場所でも、安全かつ効率的に計測できる利点にも触れた。
 建設コンサルタントの役割については、「道路や橋などの社会インフラについて、どこにどう造るかを調査、計画、設計する技術の専門家」と位置付け、「街づくりの最初の一歩を担う仕事」と強調。設計と施工を分ける「設計施工分離」の考え方や、公共事業における中立的な立場の重要性を説いた。
 また、UAVレーザー測量や地上型レーザースキャナー(TLS)、SLAM技術を活用したハンディスキャナー、マルチビーム測深機なども取り上げ、「測る場所や目的に応じて機器を使い分ける」とし、それぞれの特徴や活用方法を解説。
 この後、生徒らは3次元測量機器の体験や点群データの操作、トイドローンの操縦に取り組み、エスジーズのICT測量チームキャップの角田隆司さんは「今回の講座を通じて、少しでも建設業界に興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。