三協商会(鳥取市南吉方)は9日、本社でカラー舗装工法「ストリートプリント」の説明会=写真=を開き、地方自治体職員や建設コンサルタントら約35人が参加した。景観性向上と工期短縮、コスト削減を両立する舗装技術として紹介し、参加者は施工事例や活用方法について理解を深めた。
ストリートプリントは、既存のアスファルト舗装表面を加熱・加工し、石畳やレンガ敷きなどの意匠を再現する景観舗装工法。アスファルト舗装の施工性や交通開放までの時間の短さといった利点を生かしながら、景観性を高められることが特徴となっている。
従来のアスファルト舗装は黒色単調で景観面に課題がある一方、同工法は50色以上のカラーと多様なデザインパターンを組み合わせることで、観光地や商店街、歩道、広場など周辺環境に調和した空間演出が可能。新設舗装だけでなく既設舗装の改修にも対応する。また、着色材として使用する「ストリートボンド」は耐久性や耐候性に優れ、環境にも配慮した材料を採用。施工後の維持管理負担の軽減も期待できるという。
説明会では施工工程や工法の特徴、全国の導入事例などを紹介。山陰地方では、米子市が進めるウォーカブル推進事業の一環として目久美町公園や市道角盤通りで採用された実績があり、歩行空間の魅力向上やにぎわい創出に活用されている。
三協商会はトミナガコーポレーションが展開する同工法の鳥取・島根両県の代理店。同社の民野泰稔常務取締役は「建設業界では人材不足や資材価格高騰などの課題がある。ストリートプリントは工期短縮やコスト削減にもつながる工法。自治体や民間事業者に広く活用していただければ」と話した。
ストリートプリントで施工した市道
