米子市上下水道局は、同市東町で2月26日に発生した配水管破損事故について、市議会都市経済委員会で原因の推定を報告した。埋設土中の金属片が管に接触し、電位差による腐食(電食)が進行して管に孔が生じた可能性があるとした。
事故は同日早朝、同町の市道歩道部で発生。口径200ミリのダクタイル鋳鉄管の直管部に損傷が生じ、歩道が陥没した。断水は3戸で、同日中に復旧している。
同局によると、破損箇所には小さな孔が確認され、金属片の接触による電食で徐々に腐食が進み、破損に至ったとみられる。見解についてはメーカーにも確認し、同様の認識を得ているという。
同管は1977年度の布設で、経過年数は約50年。耐用年数は60年程度と見込んでおり、「直ちに更新が必要な状態ではなかった」と説明。単純な経年劣化による破損ではないとの見方を強調した。
修繕は損傷が局所的だったことから、管の切断や更新は行わず、補修材を巻き付ける方法で対応。補修材は耐圧性能を有しているという。
一方で、現場はJR米子駅前周辺で、埋め戻し土の状態が良好でなかった可能性にも言及。掘削や埋め戻しの繰り返しに伴う異物混入など、埋設環境が影響した可能性もあるとし、施工状況の確認を進めるとともに、必要に応じて更新時期の見直しも検討する。
同様の破損は数年に1回程度の頻度で発生するごくまれな事例としつつ、今後は漏水調査の強化などにより早期発見と再発防止に努める方針。
