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 県議会の福田俊史議長は、このほど鳥取市西町にある建設業協会を訪ね、山根敏樹会長から建設業の実情を聞き取りした。山根会長は「最大の課題は賃金が低いこと」と伝え、持続可能な産業にするために賃上げの必要性を訴えた。
 福田議長は人口減少を踏まえ、全国的な人手不足に起因する建設業の倒産を深く懸念。物価高騰と合わせた現状について質問を投げ掛けた。
 山根会長は「今のところ、人手不足による倒産は出ていない」としつつ、「鳥取県内の普通作業員の労務単価が全国最下位だ」と問題提起。続けて「業界全体の賃上げが必要不可欠で、ぜひ取り組んでいきたい」と応じた。
 また、公共事業予算の平準的な一定量確保を要望。除雪業務の入札では予定価格の8割を割り込む最低制限価格の引き上げを求めた。
 このほか両者は、まちづくりに業界がどう関わっていくか意見交換。駅ターミナルの機能強化や、高規格道路の4車線化などでも認識を一致させた。
 聞き取りを終え、福田議長は「人手がなければ除雪もできなくなる。物価高騰や人件費の上昇を考えた価格転嫁、適正取引を議会としても応援したい」と話した。また、「議長室に居ても仕方がない」と述べ、建設業を皮切りに今後、他の業界団体も巡回して意見に耳を傾ける。

山根会長から意見聴取する福田議長(写真中央)