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 国、県、米子市が連携して整備を進めてきた「中海憩いのテラス」が完成し、7日、米子市灘町1丁目の現地でオープニングセレモニーが開かれた=写真=。関係者がテープカットなどで、中海の新たな交流拠点の誕生を祝った。
 約40人が出席した式典で、伊木隆司市長が「錦の海と呼ばれた中海の美しさを多くの人に眺めてほしい。テラスを起爆剤として、町の活性化に結び付けていきたい」とあいさつ。
 平井伸治県知事は、「ここは川と海が出会う場所であり、古くから栄えてきた米子の港を皆の力でさらによくしていきたい」と述べ、国土交通省中国地方整備局の山本大志局長は、「コンパクトながら非常に使い勝手の良い施設。多くの人の活用を期待しながら、我々も支援していく」と力を込めた。
 来賓の赤沢亮正経済産業相は、「水がある景色はやはりいいもの」と笑顔を見せ、伊木市長らが進めるまちづくりに触れ、「私も鳥取県からの地方創生を必ず実現するため、地元のためになることをしっかり考え、日本全体をよくしていきたい」と語った。
 中海憩いのテラスは、加茂川と中海が交わる一帯で滞在型の水辺空間の創出を目指す「中海・錦海かわまちづくり計画」の一環として整備。総事業費約12億4000万円で、国が親水護岸、県が桟橋、市が芝生広場や駐車場、便益施設を担当した。
 国による親水護岸は延長70メートルで、カヌーなどの発着に対応する。設計は建設技術研究所、施工は階段護岸が平井組、スロープが平井建設。
 県による桟橋整備では、延長72メートルの既設桟橋を撤去した上で、新たに延長20メートルの桟橋を整備した。鋼管杭(φ500、長さ29メートル)20本を打設した下部工と、プレキャスト床版18枚、現場打コンクリート140立方メートルによる上部工で構成し、中電技術コンサルタントが設計、大門建設工業が施工した。
 市の担当分では、県道に接続する市道や歩道、14台分の駐車場、天然芝を敷設した約500平方メートルの芝生広場などを整備した。土木分野では、シンワ技研コンサルタントが測量、用地調査などを手掛け、平井工業、大協組、環境建設が施工。
 また、木造平屋建て延べ145平方メートルの便益施設には、トイレやシャワーブースなどを設けた。設計は建築主体が安達建築設計事務所、設備が亀山設計。工事は建築をけんちくや都田、機械を大山電気、電気を松田電工が請け負った。