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コラム

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みちしるべ

2017-02-21
 20日に予定されていた鳥取市の2件の入札はともに参加者が1社もなく中止となった。土木D級工事のため指名業者数は15社だったが、全社が辞退または欠席した▼鳥取市の入札で中止になるケースは数年前から散見されているが、今年は特に目立つようになっている。昨年12月は4件、1月は9件、2月は20日までに8件が入札中止になっている▼12月以降中止となった21件の内17件が土木D級向け工事だ。災害復旧工事を中心に今年度はまだ土木D級向け工事の発注を控えているが、どうなるかはおよそ見当がつく▼市民の安全・安心を守るためにも災害復旧工事を円滑に進めることは、行政の大切な使命であり、建設業の役割だ。一刻も早く解決策を望みたい。

みちしるべ

2017-02-20
 今年は明治維新150年だそうだ。NHKの大河ドラマは維新の立役者の一人の西郷隆盛を主人公とした「西郷どん」である▼維新の先導役だった薩・長・土・肥の各藩の県を中心にイベントが計画されている。観光客を呼び込む仕掛けとも思えるが、これを機会に幕末、維新を勉強するのも良いかもしれない▼歴史学者の磯田道史氏は自著の中で戦国時代の信長・秀吉・家康と幕末長州の松陰・晋作・有朋(山県)とを比較し、革命の三段階として果たした役割の類似性を挙げており、面白かった▼さて、役割といえば、世の中がどう変わろうが、建設業は地域の基幹産業である。今冬の凍雪害に対しても対応したのは建設業界であり、「地域のために」という思いがしみじみと伝わってくる。

みちしるべ

2017-02-19
 県の18年度当初予算案は前年度比3%減の3386億円が固まった。土木公共事業費は同じく3・9%減の415億円。財政健全化目標の達成に向けてかなり絞り込まれた▼国予算の枠組みで、公共事業費は全体のわずか6%に過ぎない。一方で少子高齢化によって毎年、増加の一途をたどるのが社会保障費。公共事業費の5倍を上回る▼よく考えてみれば、身近な道路整備や河川改修により住民の安全を守る公共事業は、=(イコール)生活の安心を守る社会保障と同じに捉えられる。一体で財源を運用することはできないものか▼社会基盤の整備は、福祉サービスどころか経済・産業を含めて広く社会活動を下支えしている。ここは視点を変えて税金の使い道について深く考えてみたい。

みちしるべ

2017-02-15
 毎年のことだがこの時期になると気になるのが未受注業者。発注が進むゼロ県債に、国の経済対策の工事、もちろん今年度のプロパー分もある。それらが年度末にかけて一斉に発注を迎える▼すでに補正、ゼロ国債の内示額も確定し、各発注機関では入札日の最終調整が進んでいる。県の出先機関には、同一工種で同一クラスの工事を同じ日に複数件入札しないという発注方針がある▼周知の通り、これは受注減点を機能させるため。ただ入札の曜日が決まっている上に、正味1カ月という期間で相当件数を執行しなくてはならない―などの制約から、今回はそうもいかないようだ▼タイトな日程で、管内の離れた地域に限り認める方向だ。土木A級の1/3がまだ未受注という管内もある。

みちしるべ

2017-02-14
 県内の砂防事業は、1930年代の初頭から始まったと聞いたことがある。その後、土木に携わる多くの人達が砂防ダムなどの工事に取り組んでいるが、整備率はまだ低く、老朽化した施設も多くなった▼5年ほど前の話だが、ある講演会で聞いた国交省OBの話を時々思い出す。「国の国民に対する愛情の尺度は、防災に対する取り組み。国民の命を国はどう考えているのか」▼考え抜いたハード面の対策と、防災教育の充実が、多くの命を守ることにつながると話した。言葉に重みがある▼高齢化が進む地方にとって、インフラが整っていることが生活する上での最低条件だと多くの人が訴える。「土木」の知恵を絞り出すことで、地域の人達に安心を与えることがありはしないか。

みちしるべ

2017-02-13
 工事発注の平準化は長年に渡り公共工事への依存度の高い地方の建設業界が求めて来たことである▼「気候の良い時期に施工することが、品質の良い成果品に結び付くことは自明の理」とする主張はよく耳にするが、「年度変わりの端境期対策として春先の手持ち工事を確保したい」という本音も見え隠れする▼国や県レベルではゼロ国債工事、ゼロ県債工事が定着した感がある一方で、市町村レベルにそれを求めるのは多少無理がある気もする。そんな中で、地元建設業界の一部から聞かれるのは「繰越明許」を活用した発注平準化の実現を求める声だ▼米子市辺りでも毎年、数億円単位の繰越明許が発生する。その背景には占用案件との調整など様々に理由はあるが、それが実質的に発注平準化の一端を担っているのも事実。要は議会が納得するかどうか…

みちしるべ

2017-02-09
 
 今年の2月も昨年に続いて大雪に見舞われた。昨年は鳥取市で90㌢超、今年は30㌢超。境港市も60㌢超。福井県では記録的な大雪。短時間でのドカ雪にはさすがに気が滅入る。春が待ち通し▼県内経済情勢は2015年4月以降連続で「緩やかに持ち直している」と財務省鳥取財務事務所1月期の景気判断。晴れ間が覗く穏やかな好況感を示す。一方で、「人手不足が拡大」、特に「専門的技能・技術職に広がっている」と▼業界にとって技能・技術者を含む人材不足は受注機会の逸失、技術力の低下につながり、さらには企業存亡の危機にも陥る。緩やかな好況感が続く今、若者層が最優先する確かな休日態勢、長時間労働の是正、安定した賃金確保などの労務環境整備を推し進め、業界が持つ社会貢献性の魅力を今以上に発信していことは、言わずもがな、だ。

みちしるべ

2017-02-08
 
 大寒波による大雪が県内を襲う。毎朝、車に積もった雪をおろし、慎重に運転し通勤する。仕事柄、あちらこちらに運転することが多いせいか、この時期は夕方にもなればクタクタだ▼大雪の中、4日に投開票された日野町長選。新人の﨏田淳一氏が僅か2票の差で勝利した。急遽、出馬を決めた景山享弘氏だったが悔しさをにじませながらも選挙戦となった今回の町長選に納得しているように感じた。思えば昨年の大山町長選でも新人の竹口大紀町長が勝利を収めた▼景気は上向きだと発表される中、地方では実感なき景気回復が続いている。いずれの選挙もこれまでの安定より変化を求めた選挙結果となった。民意に応えることができるか、これからが重要となってくる。

みちしるべ

2017-02-07
 
 鳥取労働局によると、2017年(1月~12月)に県内で発生した労働災害(休業4日以上)による死傷者数は466人(死亡4人)。このうち建設業は前年同期比31・8%(21人)増の87人。うち死亡災害は2人で、3年連続の死亡災害ゼロとはならなかった▼建設業の労災発生件数は、長期的に見れば減少しているが、労働者の高齢化、担い手不足による未熟労働者の増加から労働災害が発生する危険性は高まっている▼業界は安全スローガンの掲示、安全「見える化」運動などの取り組みで、日ごろから安全衛生活動を呼びかけている。しかし、今後もさらなる災害防止活動に追われることになる▼労災は企業も労働者もその責任が厳しく問われる。いっそうの意識向上が欠かせない。

みちしるべ

2017-02-06
 
 夢は現(うつつ)か幻か。バーチャルリアリティー(仮想現実)の世界がどんどん広がっている。インターネット(ウェブ)の普及で、目に見えないクモの巣のように張めぐらされた情報網が世の中を席巻する▼現金を必要としない電子マネーが現実のものとなり、法定の通貨でない仮想通貨(バーチャルカレンシー)が瞬く間に横行。そのセキュリティが社会問題となっている▼目に見えないところで情報や金が飛び交う。情報は金なりの時代。また、人工知能(AI)の日進月歩の進化は、働き方を大きく変えようとしている▼この動きに敏感に反応したのが銀行で、早くも大規模なリストラクチャリング(経営の再構築)が始まろうとしている。現のこのような変化(激変)を進化論のダーウィンはどう思うのだろうか。
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